一度は聞いた事があると思う。どれも人気のTV時代劇。
原作は池波正太郎。
彼が「銀座百点」にずっと連載していたという、日記を纏めた文庫を読んだ。
5月にセカイイチのライブで行った恵比寿リキッドルームのタワーカフェで、偶然見つけたものだ。
私にはほとんど馴染みのない作家だったのに、どうして読もうと思ったのか、今もって謎である。
でも直感というものがあるでしょう、誰にでも。
その直感が「読むといいよ」と言っていた。
で、読んだ。
実は、すごくすごく時間を掛けて読んだ。
買ってしばらくしてから読み始めたのに、読み終わったのはさっき。
約5ヶ月かけたことになる。
常に一気読みの私が、文庫1冊に5ヶ月!! ありえない!
少し読んでは、何日か寝かす。そんな読み方が5ヶ月続いた事になる。
その間に全く他の本を読まなかったのかというと、そうではない。他の本はそこそこ読んだ。一気読みで。
何故この本にだけそんなに時間がかかるのか、3分の1程読んだ頃に気付いた。
一気に読めないのだ、どうしても。
池波正太郎はこの日記を8年掛けて連載していた。
8年分の月日の重み。
私はそれを噛みしめる事になっていたのだと思う。
昔フジTVの5分番組でタイトルはすっかり忘れたけど、番組の内容は池波正太郎の小説に登場する食べ物の描写を再現する、というものだった。
とにかく、たまらない番組だった。
小説の中の文章がナレーションで入り、画面ではその料理が作られている。
お腹が減っている時に見ると最悪。減ってない時に見ても最悪だった。
「なんというこだわりなんだろう。この人の“食べ物感”って一体……」と思ったものだった。
小説は読んだ事がない。
でも、この日記を読み終わって、すごい作家・素晴らしい人物だったのだなぁと思った。
いつか、彼の小説も読んでみたいと思う。




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