監督:テリー・ジョージ
製作:A・キットマン・ホー、テリー・ジョージ
脚本:ケア・ピアソン、テリー・ジョージ
音楽:アンドレア・グエラ、ルパート・グレッグソン-ウィリアムス、アフロ・ケルト・サウンド・システム
撮影:ロベール・フレース
特別顧問:ポール・ルセサバギナ
出演:ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス
上映時間:2時間2分(2004年・南アフリカ/イギリス/イタリア)
「アフリカ」と聞いて、私達は何をイメージするのだろう?
そして「ルワンダ」と聞いて、私達は何を思い浮かべるのだろう?
地名、という事は分かる。ではどこの?
アフリカの何処か、という事が分かったとして、じゃどの辺?
一昔前、新聞では「ルワンダ難民」という言葉がよく紙面で踊っていた。
私の認識というと、その程度だったのだ。
太古のイメージとは違い、今やアフリカのソレは暗く、貧しく、太陽は灼きつけるのみで恵みを与える事さえなくなったのではないかと思われる。
でも、そうではない。
彼の地は、彼の地に住む人々は、あくまで明るく、朗らかで、そして力強いのではないだろうか?
勝手に境界線を引き、「何々族」と“区別”をし、貧富の差を作り出し、その多くから搾取をする。
争いが始まっても、その決着が利権を生み出さない限り決して手を貸すことのない国に、私達自身は守られている。
そうやって、渦中にいる彼らに向かい「可哀相」と言っているのは、一体誰??
この作品は、素晴らしい映画であり、真実を伝える物語であり、人間の本当の力を教えてくれる、まるで体の隅々まで行き渡る「温かな水」のよう。
私はまだ何も知らない。
これからも、本当に「知る」機会を与えられるかは分からない。
大切な何かを「知ろう」とする力が、自分に備わっているかも分からない。
そして知ったとして、何ができるかも分からない。
でも間違いなく一つ分かった事は、知るべきであり、知ることを恐れてはならないという事。
エンドロールを見ながら聞いた歌のメロディが、今も頭を離れない。
『ホテル・ルワンダ』は、これから先もずっと、私の心に残り続ける映画なのだと思う。




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